おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-218ページ「第2-2-77図 創業時の差別化の取組の有無別に見た、創業計画の項目別記載状況」を見ましたが、今日はⅡ-221ページ「第2-2-78図 各成長段階における、確保できた重要度の高い人材」を見ていきます。
下図から、各成長段階において確保できた重要度の高い人材について見ると、いずれの段階においても、「経営者を補佐する右腕人材」と「営業・販売に長けた人材」の重要度が高く、成長段階が進むにつれて、その割合が高まっていることが分かる。
また、それ以外の人材についても全般的に割合が上昇していることから、成長段階に応じて多様な人材を確保していくことの重要性が示唆される。
創業後、しばらくの間は必要な人材の確保に努めるのは分かりますが、その後も、それは継続することが重要ということです。これは考え深い。
というのも、お客様を見回すと、従業員の頭数は確保できているようだが、重要度が高い人材は確保できないまま。加えて、貴重な戦力が退職してしまうという例が散見されるからです。
潤沢な資金があれば、人材を確保できるのかもしれませんが、実際にはそれは相当に難しいということなのでしょうね。
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