おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-211ページ「第2-2-73図 創業計画の充実度別に見た、外部資金の調達達成状況」を見ましたが、今日はⅡ-212ページ「コラム 2-2-4①図 経営者保証の提供に伴う影響(事業者アンケート)」を見ていきます。
下図から、経営者保証の提供に伴う影響を見ると、経営者保証は、経営の規律付けや信用補完として資金調達の円滑化に寄与する等といったプラス面がある一方、スタートアップの創業等を躊躇させる等といったマイナス面があるなど様々な課題が存在していることが分かる。
この結果について白書は、もっとも、このような課題の解決に向けて、従来から「経営者保証に関するガイドライン」の活用促進等を進めてきたところである。
起業・創業する際の経営者の融資は誰が保証すべきなのか。白書にあるとおり、創業者が保証することは起業を躊躇させることになる。だが、経営者であれば、自分の責任、管理可能な範囲の額を借りるべきで、仮に、上手く行かなかったら、その借金を国、つまり、我々が負担するのもおかしな話に聞こえる。
とはいえ、融資を返せず、保証制度を利用した経営者は、次の融資で相当苦労するのではないだろうか。世の中、そんなに甘くない。ということも起業家は自覚すべきである!
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