おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-184ページ「第2-2-52図 PMIを実施する際の課題」を見ましたが、今日はⅡ-185ページ「第2-2-53図 M&Aの具体的な効果」を見ていきます。
下図から、買い手としてM& Aを実施した企業を対象に、M& Aの具体的な効果について見ると、M& Aの具体的な効果としては、「商品・サービスの拡充による売上げ・利益の増加」や「商圏拡大による売上げ・利益の増加」など売上げ・利益面の相乗効果を実感している企業が多い傾向にある。
また、「技術・ノウハウ等の横展開」、「ブランドや信用力の向上」など、買い手企業・売り手企業双方の経営資源を組み合わせた相乗効果を実感している企業も存在することが分かります。
この結果には納得できますが、それぞれの項目の数字を見ると、それほど高くないことが気になります。もちろん、複数回答だからこうなるというのも分かりますが、「商品・サービスの拡充による売上げ・利益の増加」や「商圏拡大による売上げ・利益の増加」を効果として得ていないということは、M%Aに成功している例は、思ったよりも少ないのかもしれません!
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