おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-182ページ「第2-2-50図 M&Aの目的・戦略の明確化状況別に見た、M&Aの満足度」を見ましたが、今日はⅡ-183ページ「第2-2-51図 M&Aの目的・戦略の明確化状況別に見た、売上高成長率(中央値)」を見ていきます。
下図から、買い手としてM& Aを実施した企業を対象に、M& Aの目的・戦略を明確化した状況別に、売上高成長率を見ると、M& Aの目的・戦略を「自社と相手先の双方で明確にしていた」企業は売上高成長率が 2.0%と最も高くなっている。
一方で、「自社と相手先の双方とも明確にしていなかった」企業は、売上高成長率がマイナスとなっている。
M& Aの目的・戦略を買い手企業と売り手企業双方で明確にしておくことが、企業の成長にもつながると考えられる、とあります。
M&Aを実施する際に、当事者同士で十分に話し合うことで、売上高を高める効果があるということです。お互いが感じている不安を、経営者同士だけでなく、従業員同士の交流を促しながら解決することで、こういう結果が生まれるのでしょう。この調査結果はM&Aを行う際に意識したいですね!
#中小企業診断士 #2023年版中小企業白書 #地域活性化伝道師
応援クリックお願いします!