おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-180ページ「第2-2-48図 中小企業におけるPMIの認知度」を見ましたが、今日はⅡ-181ページ「第2-2-49図 PMIの検討開始時期別に見た、M&Aの満足度」を見ていきます。
下図から、買い手としてM& Aを実施した企業を対象に、PMIの検討開始時期別に、M& Aの満足度について見ると、PMIを「基本合意締結前」に検討した企業は、「基本合意締結後~クロージング完了後」に検討した企業や「検討していない」企業と比較して、M& Aの満足度が「期待以上となった」割合が7割以上と最も高いことが分かる。
このことから、今回の調査だけで一概にはいえないものの、M& Aで期待した成果を得る上で、早期の段階からM& A成立後を見据えて、PMIの準備を行うことが重要だと示唆される、とあります。
M&Aは、会社法や税法など、複雑で専門的な知識が必要となるので、当事者同士での契約締結はあとあとになって問題や遺恨が残る可能性があるのでしょう。
それ故に、PMIという第三者を設置する。賢明な判断と言えますね!
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