おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-163ページ「第2-2-39図 事業再構築の売上高増加への寄与状況別に見た、後継者の準備期間中の取組」を見ましたが、今日はⅡ-169ページ「第2-2-40図 事業承継を契機とした従業員の自主性の変化別に見た、事業再構築の取組状況」を見ていきます。
下図から、従業員の自主性の変化別に、事業再構築の取組状況について見ると、「従業員の自主性が高まった」企業のうち、事業再構築に取り組んでいる企業の割合は6割を超えており、「従業員の自主性が高まっていない」企業よりも高い傾向にある。
この結果について白書は、従業員が自主的に考え行動することで、事業再構築につながるアイデアが生まれやすくなるとも考えられ、自主性の高い従業員を充実させておくことは事業再構築を行う上で重要な取組と推察される、とあります。
企業を訪問していて感じることは、業績が伸びる企業には、元気な従業員がいることです。年齢や性別を問わず、明るく前向きに仕事に取り組んでいる姿がある企業は、現下の経営診断の結果を問わず、漠然と大丈夫と感じてしまう。これは偶然ではないでしょう。
自主性が多い企業は鉄道に例えれば新幹線、全員で走るので、速度も強さも高まっていくのでしょう。機関車のように経営者が一人で引っ張っていくことは、事業再構築では限界があるということです!
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