おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-156ページ「第2-2-32図 事業再構築を進める上での課題」を見ましたが、今日はⅡ-157ページ「第2-2-33図 事業承継後の意思決定の状況別に見た、事業再構築の取組状況」を見ていきます。
下図から、事業承継後の意思決定の状況別に、事業再構築の取組状況を見ると、「主に後継者が意思決定を行っている」企業は、「主に先代経営者が意思決定を行っている」企業と比べて、事業再構築に取り組んでいる割合が高い。
この結果について白書は、前述のとおり、後継者の事業再構築は企業の業績など様々な側面で効果をもたらす可能性があることを踏まえると、先代経営者は後継者の挑戦を許容し、事業承継後は後継者に経営を任せる意識を持つことが重要ではないだろうか。
一方で、後継者においては先代経営者から経営を任せてもらえるよう、第2-2-19図で示した取組を通じて、経営者としての意欲や能力を示すことが必要だと考えられる、とあります。
後継者は、年齢が若いだけでなく、世の中の動きや情報を捉えることが、先代経営者に比べて、優れているというか、得意なのでしょう。だから、事業再構築の必要性を強く感じるし、迅速に着手する。これらがこの結果になっていくのでしょう。
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