下図から、事業承継時の経営者年齢別に、事業再構築の取組状況を見ると、事業承継時の経営者年齢が若い企業ほど、事業再構築に取り組む傾向にあることが見て取れる。

この結果について白書は、中小企業白書（2021）では、経営者年齢が若い企業ほど、試行錯誤（トライアンドエラー）を許容する風土があるとする企業の割合が高い傾向にあることも指摘されており、事業承継による経営者の世代交代は企業にとって挑戦・変革の契機になると考えられる。

たしかに事業再構築の相談は、若い経営者からもあるので、この結果には納得です。若いうちにやりたいことをトライしてみて、失敗することはのちの経営者人生の大きな糧になるでしょう。

一方で、わたしには、50歳代以降、特に、70歳代の経営者からの相談も実は多くあります。結果をみても、70歳代以上で45％と高いことを踏まえると、要するに、年齢は気にするべきではない。このように感じます。

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