おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-145ページ「第2-2-24図 事業承継を契機とした従業員の自主性の変化別に見た、従業員の自主性を促す取組の実施状況」を見ましたが、今日はⅡ-146ページ「第2-2-25図 権限委譲の状況別に見た、事業承継を契機とした従業員の自主性の変化」を見ていきます。
下図から、権限委譲の状況別に、従業員の自主性の変化を見ると、「権限委譲を進めている」企業は、「権限委譲を進めていない」企業と比較して、「従業員の自主性が高まった」と回答した割合が高い傾向にある。
この結果について白書は、このことから、従業員に対して権限委譲を進めることも、従業員の自主性を高める上で重要な役割を果たしている可能性がある、とあります。
経営者の仕事は意思決定であることを考えると、やはり自分で何もかも決めたくなる。そして、その自由闊達な職場環境をさらに伸ばすために、従業員にも権限委譲するのは自然な流れかと思います。
ですが、現実には、任せられる従業員の有無が、これを実施する重要な鍵であり、自主性が高まっている組織は、そのような人材がいるということなのでしょう。
経営者の意気込みだけではこれを実現することは難しいのも、現場で感じる現実のように感じます。
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