おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-139ページ「第2-2-20図 事業承継後の意思決定の状況別に見た、先代経営者の事業承継後の役割」を見ましたが、今日はⅡ-140ページ「第2-2-21図 先代経営者との事業承継後の処遇に関する対話状況別に見た、先代経営者の事業承継後の関与に対する満足度」を見ていきます。
下図から、先代経営者との事業承継後の処遇に関する対話状況別に、先代経営者の事業承継後の関与に対する満足度を見ると、先代経営者の事業承継後の役割等について「十分話し合った」と回答した企業は、事業承継後における先代経営者の経営に対する関与について「満足」と回答する割合が 68.0%と最も高いことが分かる。
この結果について白書は、第2-2-20図のとおり、先代経営者は事業承継後も「経営の助言者・相談相手」といった役割を果たしている。後継者は先代経営者と事前に十分に対話を重ね、自社に合う形で先代経営者の事業承継後の役割等を検討しておくことが、円滑な事業承継を行う上で重要だと示唆される。
十分に話し合うことが肝要という示唆です。読んでいて、ふと歴史と伝統がある企業は、話が濃く長くなるのかと思ったのですが、それよりも、従業員とその家族が多い経営者の方は背負うものが多く、重いので、話し合いが長くなるのかもしれません。
後継者に自社の経営者であることの責任を感じさせる。これが話し合いの重要な焦点なのかもしれませんね。
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