おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-135ページ「第2-2-16図 先代経営者の引退後の勤務形態」を見ましたが、今日はⅡ-136ページ「第2-2-17図 事業承継後の意思決定の状況別に見た、従業員からの信認状況」を見ていきます。
下図から、事業承継後の意思決定の状況別に、後継者に対する従業員からの信認状況について見ると、「主に後継者が意思決定を行っている」企業は、「主に先代経営者が意思決定を行っている」企業と比較して、「従業員から信認を得ている」と回答した割合が高くなっていることが分かる。
この結果について白書は、事業承継後も先代経営者が経営の意思決定に関与し過ぎると、先代経営者の影響力が残り、従業員が後継者を経営者として受け入れにくい状況になる可能性も考えられる。
後継者が経営者として従業員に認められるために、先代経営者は後継者に対して経営を任せる意識を持つことが重要ではないか、とあります。
老婆心ながらと言いますが、年を取ると、若者に何かと言いたがるようになるのでしょう。特に気をつけなくてはいけないのが、「昔話 自慢話 説教」。特に、先代の経営者は、自分が築き上げたという自負がひときわ強いことでしょう。ですが、自分が若いときに嫌がったことは、意識して、特に避けるようにすることが、「老害」と言われないための姿勢なのでしょうね。
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