おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-121ページ「第2-2-7図 経営者の年代別に見た、後継者の選定状況」を見ましたが、今日はⅡ-123ページ「第2-2-9図 後継者候補に対する引継ぎ意思の伝達状況」を見ていきます。
下図から、候補者はいるが、本人の了承を得ていない企業を対象として、後継者候補に対する引継ぎ意思の伝達状況を見ると、候補者はいるが、本人の了承を得ていない企業のうち、後継者候補に対して、引継ぎ意思を「伝えようとしている」、「伝えていない」と回答した割合が合計で半数以上となっている。
この結果について白書は、候補者はいるものの後継者を決定できていない企業は、候補者に対して引継ぎ意思を伝えられていない様子がうかがえる。事業承継を検討している企業は、後継者候補に対して引継ぎ意思を明確に伝えることが重要である。
わたしはこの結果、とても意外に感じました。ですが、後継者は、その雰囲気でおおよそ決まっている。経営者が敢えて公言しなくても分かるだろうという阿吽の呼吸があるというなのかもしれません。
この曖昧さが、日本人の良さでありながらも、改善すべき点なのかもしれませんね!
#中小企業診断士 #2023年版中小企業白書 #地域活性化伝道師
応援クリックお願いします!