おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-104ページ「第2-1-75図 企業規模別に見た、直接輸出・直接投資企業割合の推移」を見ましたが、今日はⅡ-106ページ「第2-1-77図 海外展開実施による売上高・経常利益への貢献度」を見ていきます。
下図から、海外展開を実施している企業に対して、海外展開実施による売上高・経常利益への貢献度を見ると、海外展開が自社の売上高・経常利益に「大幅に貢献した」、「やや貢献した」と回答した割合が半数を超えており、海外展開実施は企業にとって、売上高や経常利益といった業績に好影響を与えていることが分かります。
次に、海外展開を実施している企業に対して、海外展開時の強み別に、海外展開実施による売上高・経常利益への貢献度を見ると、「製品・商品・サービスの独創性・個別性」やコストパフォーマンスのほか、知的資産、知的財産を強みにしている企業ほど、売上高や経常利益への貢献度があったと回答する傾向にあることが分かる。
この結果について白書は、製品・商品・サービスの付加価値や企業として保有する知的資産・知的財産といった強みが、海外展開による業績への好影響につながっている可能性が示唆される、とあります。
海外展開に成功すれば、売上・利益を高めることができる。これは言うまでもないことですが、成功させる前提が、自社の強みを明確に把握することにある。
強みが明確であるから、それを前面に押し出すことができるし、競合企業とも伍していけるということです。
自社の強みを把握し、それをさらに強化していく。これが異国の海外展開では、特に、重要ということと読み取れますね!
#中小企業診断士 #2023年版中小企業白書 #地域活性化伝道師
応援クリックお願いします!