おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-94ページ「第2-1-74図 新規事業創出に取り組んだ際の、既存事業に従事する社員の理解状況別に見た、理解を得るための工夫・取組の実施状況」を見ましたが、今日はⅡ-104ページ「第2-1-75図 企業規模別に見た、直接輸出・直接投資企業割合の推移」を見ていきます。
下図から、経済産業省「企業活動基本調査」を用いて、企業規模別に直接輸出企業割合、海外向けの直接投資企業割合の推移を見ると、直近で 2020年度の大企業の直接輸出企業割合は 28.2%、直接投資企業割合は 33.0%となっている一方、中小企業の直接輸出割合は 21.2%、直接投資割合は 15.1%となっており、大企業と比べると、中小企業の海外展開は引き続き低水準にとどまっていることが分かる。
次に、業種別に海外展開の実施状況を見ると、製造業において「海外展開をしている」割合が最も高く、19.3%となっている一方、不動産・物品賃貸業において「海外展開をしている」割合が最も低く、2.0%となっている。このことから、業種に応じて海外展開の実施状況に差があることが分かる。
上の図を見ると、中小企業が海外展開している割合が21%となっており、これは高く感じます。その一方で、大企業のそれは28%と、これは逆に低く感じます。
わたしの製造業のお客様の中には、一時は海外へ進出していたことがありますが、今は、国内にとどまっている例が多いように感じます。
白書は、中小企業が成長するためには、海外展開が欠かせないと考えているようです。
これは分かりますが、とはいえ、そうは簡単にいかない。中小企業の海外店における課題・問題点を探っていきたいと思います!
#中小企業診断士 #2023年版中小企業白書 #地域活性化伝道師
応援クリックお願いします!