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新規事業に相応しい経営者の姿勢とは??

 おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。

 昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-90ページ「第2-1-71図 経営者からの権限委譲を進めた際の、社員の動きに統一感や一貫性を持たせるための工夫・取組の内容」を見ましたが、今日はⅡ-92ページ「第2-1-72図 新規事業創出に取り組んだ際の、組織体制の工夫・取組」を見ていきます。

下図から、新規事業創出に取り組んだ際の、組織体制に関する工夫・取組の実施状況を見ると、「経営者が進捗管理や意思決定を担い、現場での指揮や業務の遂行は現場に任せた」が最も多く、次いで「新規事業を社内に理解させる取組を行った」となっていることが分かる。

次に、新規事業創出の成長への寄与度別に、組織体制に関する工夫・取組の実施状況を見ると、新規事業創出の取組が自社の成長に寄与した企業は、寄与しなかった企業と比較して、各工夫・取組を実施して
いる傾向があることが見て取れる。

特に「経営者が進捗管理や意思決定を担い、現場での指揮や業務の遂行は現場に任せた」、「新規事業を社内に理解させる取組を行った」において回答割合の差が大きくなっており、こうした取組が新規事業創出による成長への寄与において重要である可能性が示唆される、とあります。

白書は、ここから、「新規事業の創出に向けて必要となる組織体制の構築」に入っていきます。

経営者は進捗管理や意思決定に集中すれば良いが、どうしても、現場に口を挟んでしまう。多少のことには目をつぶり、口をつぐむことが、組織力の強さ、ひいては、生産性の向上になる。

分かっていても、自分でやった方が早いと考えてしまいがちな経営者。ここは見習いましょう!

#中小企業診断士 #2023年版中小企業白書 #地域活性化伝道師

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