おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-51ページ「第2-1-42図 既存事業拡大と新規事業創出に取り組んだ際の、右腕人材の関与度合い」を見ましたが、今日はⅡ-52ページ「第2-1-44図 人材戦略の策定状況別に見た、右腕人材の有無」を見ていきます。
下図から、人材戦略の策定状況別に、右腕人材の有無を見ると、人材戦略を策定した企業は、策定しなかった企業に比べて、右腕人材が「いた」と回答した割合が高いことが分かる。
この結果について白書は、右腕人材を確保するために、人材戦略を策定することの意義が示唆される、とあります。
次に、右腕人材の経歴別に、右腕人材の知識・スキルを見ると、「内部で育成した右腕人材」は「営業」に関する知識・スキルを持っている傾向があり、「外部から確保した右腕人材」については、「経営企画」、「経理・財務」、「総務」といった、管理系の知識・スキルを持っている傾向があることが分かります。
右腕人材をどのように確保したらよいのか。答えは「人材戦略」を構築せよ、という示唆です。自社にとってどのような人材がいて、かつ、自社が成長するためにはどのような人材が足りないのか、これらを把握する人材戦略を構築することが、結果的に、「右腕人材」の確保に繋がっていくということのようです。ここは参考にしたいですね!
#中小企業診断士 #2023年版中小企業白書 #地域活性化伝道師
応援クリックお願いします!