おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-42ページ「第2-1-35図 役員・社員に対するリスキリングの機会の提供状況別に見た、売上高増加率の水準(中央値)」を見ましたが、今日はⅡ-44ページ「第2-1-36図 直近10年間における人材戦略の策定状況」を見ていきます。
下図から、直近 10年間における人材戦略の策定状況を見ると、人材戦略を「策定した」企業が約6割となっていることが分かります。
次に、人材戦略の策定状況別に、従業員数増加率の水準(中央値)を見ると、人材戦略を「策定した」企業は、「策定しなかった」企業と比較して、従業員数増加率の水準が高いことが分かる。
この結果について白書は、人材の確保に向けて、人材戦略を策定することの重要性が示唆される、とあります。
ここから「第3節 成長に向けた経営者の戦略実行を支える内部資源・体制」に入ります。
冒頭、白書は、企業や個人を取り巻く変革のスピードが増す中で、持続的な企業価値の向上を実現するためには、ビジネスモデル、経営戦略と人材戦略が連動していることが不可欠との指摘があるなど、企業の成長には、組織を構成する人材の確保・育成に関する戦略が重要であると考えられる。
これを踏まえ、本項では成長に向けた人材戦略について確認していく、とあります。
人材戦略とは、人材を重要な経営資源として捉え、採用・配置、教育、評価及び報酬などの人事施策を構築・運用するための戦略のことを指しています。
労働力が不足する我が国、思惑通り、人材を確保することが困難な中小企業にとって、どのような人材戦略が望ましいのか、ここを学びたいと思います!
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