おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-40ページ「第2-1-33図 経営者のリスキリングの取組状況別に見た、役員・社員に対するリスキリングの機会の提供状況」を見ましたが、今日はⅡ-42ページ「第2-1-35図 役員・社員に対するリスキリングの機会の提供状況別に見た、売上高増加率の水準(中央値)」を見ていきます。
下図から、役員・社員に対するリスキリングの機会の提供状況別に、売上高増加率の水準(中央値)を見ると、役員・社員に対してリスキリングの機会を提供している企業は、提供していない企業に比べて、売上高増加率の水準が高いことが分かる。
この結果について白書は、役員・社員に対してリスキリングの機会を提供することは、自社の成長のために重要であることが示唆される、とあります。
第2節を踏まえて、白書は、経営者がリスキリングに取り組んでいる企業は、取り組んでいない企業と比較して業績の向上を実現していることが示され、経営者がリスキリングに取り組むことは、成長のために重要であることが示唆された。
また、経営者がリスキリングに取り組む企業ほど、役員・社員に対してリスキリングの機会を提供しており、全社的なリスキリングの機運醸成には、まず経営者が取り組むことが重要であることも示唆された、とあります。
経営者の仕事は広範囲に及ぶことは言うまでもありませんが、そのすべては会社や従業員だけでなく、経営者が自分自身にリスキリングを行うことも大事なお仕事であるということです。
自分がなすべきことに忠実に生きる。これを安分守己(あんぶんしゅき)というそうです。立派な経営者の生き方なのでしょう!
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