下図から、経営者のリスキリングの取組状況別に、役員・社員に対するリスキリングの機会の提供状況を見ると、経営者がリスキリングに取り組んでいる企業は、取り組んでいない企業に比べて、役員・社員に対してリスキリングの機会を提供していることが見て取れる。

この結果について白書は、全社的なリスキリングの機運醸成には、まず経営者が取り組むことが重要であることが示唆される、とあります。

次に、役員・社員に提供しているリスキリングの機会の内容を見ると、「書籍・セミナー受講等による知識の収集」、「社外での勉強会への参加」、「新しいスキルに関する資格取得」といった項目が上位に挙げられていることが分かります。

勉強熱心な経営者は、自ずと、学ぶ組織を形成していくということです。とはいえ、従業員はどのようなスキルを求めてよいか分からないことが多いと思うので、最初は、経営者が個別の従業員に対して、セミナーや研修会の受講を具体的に薦めるとよいかもしれません。

これを学んで、この可能性がないか調査して欲しいという業務で依頼すると、高い成果が早く得られるようなきもします。

背中を見せながらも、もう一手、示して欲しいですね！

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