おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-36ページ「第2-1-29図 経営者のリスキリングの取組状況」を見ましたが、今日はⅡ-38ページ「第2-1-31図 経営者のリスキリングの取組状況別に見た、売上高増加率の水準(中央値)」を見ていきます。
下図から、経営者のリスキリングの取組状況別に、売上高増加率の水準(中央値)を見ると、経営者がリスキリングに取り組んでいる企業は、取り組んでいない企業に比べて、売上高増加率の水準が高いことが分かる。
この結果について白書は、経営者が自身のリスキリングに取り組むことは、自社の成長のために重要であることが示唆される、とあります。
次に、役員・社員に対するリスキリングの機会の提供状況を見ると、「提供している」が約4割となっていることが分かります。
白書が示すとおり、現場感覚でも、リスキリングを含め、勉強や情報収集に熱心な経営者は、業績が良いように感じます。
というのも、現場でこれらの経営者と接すると感じる共通点は、経営戦略を自らの経験と勘で決定しているようでありながらも、それを裏打ちする確信的な情報を握っているためです。
よって、今後の動きを読めるので、先回りして、これを行うという流れが確立しています。
こういう経営者の取組をリスキリングとは言わないかもしれませんが、経営者はリスキリングを換金するノウハウも豊富ということなのでしょう。
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