下図から、経営者就任前後の成長意欲の変化別に、経営者就任後の第三者との交流状況を見ると、「成長意欲が高まった」企業の方が、第三者との交流が「よくあった」、「時々あった」と回答しており、成長企業の経営者が、第三者との交流により自身の成長意欲を高めている傾向が見て取れる。

この結果について白書は、外部との交流が、経営者の成長意欲を喚起する上で重要な役割を担っている可能性が示唆される、とあります。

次に、経営者就任前・就任後において、成長意欲を高めることにつながった交流先を見ると、経営者就任前・就任後のいずれにおいても「同業種の経営者仲間」、「異業種の経営者仲間」といった回答が上位となっていることが分かる。

この結果について白書は、業種を問わず、経営者仲間との積極的な交流が、経営者の成長意欲を喚起することにつながる可能性が示唆される、とあります。

もちろん、中小企業診断士同士でも情報交換し、最近の業界動向を把握するようにしていますが、わたしは、同業種よりも、異業種、しかも、若手経営者との交流には、大いなる刺激を求めて、できるだけ参加するようにしています。

狙いは自らの成長意欲というよりも、抱えている案件について、経営者から客観的な意見を求めるためです。

どのような解決策が望ましいのか、答え合わせをすることが、自己成長に繋がるためだと考えているためです。

#中小企業診断士 #2023年版中小企業白書 #地域活性化伝道師