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競合他社が多くいてもその市場に参入できる条件とは??

 おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。

 昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-8ページ「第2-1-9図 経営戦略を策定した際に、最終的に選定した市場の特徴」を見ましたが、今日はⅡ-10ページ「第2-1-11図 経営戦略を策定した際に、競合他社が多い市場を選定した理由」を見ていきます。

下図から、経営戦略を策定した際に、最終的に競合他社が多い市場を選定した理由を見ると、「非効率な部分を標準化して効率化することで、競争優位に立つことが可能」、「競合他社にない製品・商品・サービスが提供でき、差別化を図ることが可能」について「当てはまる」、「どちらかといえば当てはまる」と回答した企業が7割以上存在することが分かる。

このことから、競合他社の多さを認識しつつも、標準化を通じた効率化や他社にない製品・商品・サービスによる差別化が可能と判断し、競合他社が多い市場を選定した様子がうかがえる。

また、「市場自体が大きいため、参入すれば一定の売上高・利益を確保することが可能」について、「当てはまる」、「どちらかといえば当てはまる」と回答した企業が約6割、「市場自体が成長しているため、参入すれば一定の売上高・利益を確保することが可能」について、「当てはまる」、「どちらかといえば当てはまる」と回答した企業が約5割となっており、市場規模や成長性を認識した上で、競合他社が多い市場を選定した様子もうかがえる。

次に、競合他社が多い市場を選定した理由別に、付加価値額増加率の水準(中央値)の差を見ると、「非効率な部分を標準化して効率化することで、競争優位に立つことが可能」において、「当てはまる」と「当てはまらない」の付加価値額増加率の水準の差が最も大きくなっている。

今回の調査結果だけで一概にはいえないものの、競合他社の多い市場に参入し成長を実現するためには、標準化を通じた効率化が重要である可能性が示唆される。

多くの企業が商品やサービスを提供しているが、いずれをとっても満足することはできない。こういう経験が誰にもあるかと思いますが、そういう時に、標準化する仕組みが構築できたら、それは市場化の大きなチャンスなのでしょう。

確かに、経営者の話を聞いていても、世の中になかったから、自分で作ったという話をよく聞きます。

昔はこういう私自身もこういうアイデアだし、ブレストをよくやりましたが、最近は、点でやらなくなっています。

もっと起業家精神を出さないといけませんね!

#中小企業診断士 #2023年版中小企業白書 #地域活性化伝道師

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