おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-307ページ「第2-3-36図 IT投資額別に見た、手元流動性の水準」を見ましたが、今日はⅡ-308ページ「第2-3-37図 IT投資額別に見た、業務効率化の状況」を見ていきます。
下図から、IT投資額別に業務効率化の状況を見ると、2020年、2021年いずれもIT投資額の比率が高い企業は、デジタル化による業務効率化を実感している傾向にある。
他方で、売上高の2%以上投資していた企業において、4割以上が業務効率化を実感していないことも分かる。
また、IT投資額が売上高の1%未満の企業も、4割以上が業務効率化を実感していることが確認される、とあります。
白書は、投資額が高いからと行って、必ずしも、成果が高いとは限らない。つまり、投資額と成果は比例しないという示唆をしています。
これは現場でもしばしば遭遇することで、言った通り作ってくれない。何か言うとすぐに追加料金を請求される。期待したシステムではない、という声をよく耳にします。
そうならないようにするために、着手する前に、充分に話し合い、その内容を覚え書きとして落とし込んでおいた方がよいということです!
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