おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-283ページ「第2-3-15図 時点別に見た、事業方針におけるデジタル化の優先順位」を見ましたが、今日はⅡ-284ページ「第2-3-16図 時点別に見た、事業方針におけるデジタル化の優先順位(業種別)」を見ていきます。
下図から、事業方針におけるデジタル化の優先順位を業種別に見ると、感染症流行前は、優先順位が高い又はやや高いと考える企業が5割を超えていたのは情報通信業と学術研究専門・技術サービス業のみだったが、現在は生活関連サービス業・娯楽業を除く全ての業種で5割を超えていることが見て取れる。
感染症流行前の時点で優先順位が高い又はやや高いと考える割合が低かった宿泊業・飲食サービス業においても約2割、生活関連サービス業・娯楽業も2割程度増加していることが分かる。
今後の方針としては、情報通信業と学術研究専門・技術サービス業に加えて、卸売業、建設業も優先順位が高い又はやや高いと考える企業が約7割となっている。
感染症流行前より大企業を中心としたデジタル化の機運が高まりつつあり、中小企業のデジタル化を支援する各種支援策も講じられていた中で、感染症の流行がそれまで優先順位が低い傾向にあった業種も含めて、デジタル化に取り組む意識を底上げする一つのきっかけとなったと考えられる
幸か不幸か、新型コロナウイルスという感染症をきっかけに、デジタル化の必要性が幅広い業種に浸透したという結果です。
出張でホテルに宿泊する際に、コロナ前から予約はネットでできたが、チェックイン、チェックアウトが自動化されたのは、コロナになってから強化されたように感じます。
それ故に、滞在中に、スタッフの誰とも喋ることがない。最初は気楽で良いと思っていたが、それでは味気ないと感じることも強くなっているので、今後は、デジタル化の速度は強弱がついてくるような気がしますね!
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