おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-245ページ「第2-2-153図 現在の借入金の過剰感別に見た、借入金月商倍率(2021年)の分布」を見ましたが、今日はⅡ-246ページ「第2-2-154図 現在の借入金の過剰感別に見た、借入金の返済見通し」を見ていきます。
下図から、借入金の過剰感別に、借入金の返済見通しを見ると、借入金の過剰感を感じている企業ほど、借入金の返済見通しに懸念を感じていることが分かる。
また、第2-2-155図は、借入金の過剰感別に、新たな資金調達ができなくなることの懸念感を確認したものである。これを見ると、借入金の過剰感を感じている企業ほど、新たな資金調達ができなくなることへの懸念を感じている企業の割合が高くなっていることが分かる。
この結果について白書は、借入金の過剰感を感じている企業の中には、借入金の返済見通しに懸念があり、借入れを含めた新たな資金調達を行うことが難しい状況に陥っている企業が一定数存在する様子がうかがえる、とあります。
この結果を見て、思い出すお客様がいくつかあります。借金に過剰感があると感じる企業は、新規の融資が難しく、その上、金利も高い傾向にあるために、資金繰りが厳しくなってしまうのでしょう。
新規事業を行うための資金繰り。要するに、周到かつ慎重に準備せよということなのでしょうね!
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