おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-226ページ「第2-2-136図 中小企業におけるSDGsの取組状況」を見ましたが、今日はⅡ-227ページ「第2-2-137図 温室効果ガス排出量の把握状況」を見ていきます。
下図について白書は、脱炭素化の動きに対応し、脱炭素化に向けた計画を策定していく上では、まずは現在の自社における温室効果ガスの排出量を把握することが重要となる。
第2-2-137図は、中小企業における、自社が排出する温室効果ガスの排出量の把握状況を確認したものである。把握している企業の割合は16.5%となっている一方で、「今後実施する予定はない」と回答した企業の割合が5割を超えており、中小企業において自社の排出する温室効果ガスの排出量の把握自体が進んでいない状況が見て取れる、とあります。
電気を動力や熱源とする中小企業に行くと、熱さや音、さらには、振動と臭いにビックリすることがあります。
本来であれば、こういう中小企業こそ、最新の設備を導入することで、温室効果ガスを抑制できるのでしょうが、そんな余裕がないのが実情で、半世紀以上の機械装置を今後も使わざるを得ない。
こういう事例を見ると、中小企業に温室効果ガスの抑制を求めるのは、ちょっと厳しいのかもしれませんね!
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