おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-157ページ「第2-2-74図 経営理念・ビジョンの浸透状況別に見た、経営者が経営理念・ビジョンの浸透に向けて重要と考えること」を見ましたが、今日はⅡ-158ページ「第2-2-75図 経営理念・ビジョンの浸透状況別に見た、浸透に向けて取り組んだ行動・取組」を見ていきます。
下図から、経営理念・ビジョンの浸透状況別に浸透に向けて取り組んだ行動・取組を見ると、全社的に浸透している企業は「従業員との日々のコミュニケーションでの啓もう」に5割以上が取り組んでいることが分かる。また、全社的に浸透している状況に近づくほど、取り組んでいる傾向も確認される。
この結果について白書は、個別のコミュニケーションによる社員の理解度の底上げは、浸透尺度を高める一因となると考えられるほか、社員の意見を通じて納得感のある経営理念・ビジョンを再整備・発展させていくヒントにもつながっていると示唆される。
「社内研修などを通じた教育」も全社的に浸透している状況に近づくほど、取り組んでいる傾向にある。第2-2-66図で後継者教育の一環として経営理念・ビジョンに関する直接的な指導・教育を実施する意義を指摘したが、従業員に対しても社内での教育を図ることによる効果が示唆される。
全社的に浸透している企業は、いずれの行動・取組についても総じて取り組んでいる傾向にある。経営理念・ビジョンの浸透に悩む企業は自社の状況に照らして効果的な取組を幅広く取り組んでいくことも重要と考えられるとあります。
額に入れて、壁にかけている企業は、この結果にドキッとするのではないでしょうか。
日々のコミュニケーションの中で、経営理念について説明されたら、これは間違いなく、浸透していきますよね。
ここまでする必要があるのかと思いますが、ここまでしても浸透しないと考えた方が良いのかもしれませんね!
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