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経営理念を行動に結びつけていますか??

 おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。

 昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-152ページ「第2-2-70図 経営理念・ビジョンを見直した経験別に見た、経営戦略との整合性」を見ましたが、今日はⅡ-154ページ「第2-2-71図 経営理念・ビジョンに対する従業員の受け止め方や反応」を見ていきます。

下図から、経営理念・ビジョンに対する従業員の受け止め方について、(1)認知、(2)理解、(3)共感・共鳴、(4)行動への結びつきという4段階に分けて見ると、経営理念・ビジョンについて従業員が理解している企業は8割以上と確認される。

この結果について白書は、前目では明文化した経営理念・ビジョンを脈々と継承できている企業や社内外の変化を機に経営理念・ビジョンを策定した企業の存在を指摘したが、これらの企業は優れた経営理念・ビジョンの第1条件である「明確さ」をある程度満たしていると考えられる。

他方で、従業員の自律的な行動にまで結びついている企業は5割を下回っており、第2条件である「共有」すなわち組織における浸透を課題とする企業は少なくないと推察される、とあります。

稲森会長を紹介する時に「利他」という言葉が頻繁に用いられると思います。意味は、「他人の幸せ・他人の利益のために修行・努力することが、自らの利益にかなう」。

これ、認知はできても、理解し、共感し、行動することは非常に難しい。

もしかすると、経営理念というのはそういうものなのかもしれません。じっくりコツコツステップを歩めということなのでしょうね!

#中小企業診断士 #2022年版中小企業白書 #地域活性化伝道師

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