おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-117ページ「第2-2-39図 人事評価制度の見直し状況別に見た、売上高増加率(中央値)」を見ましたが、今日はⅡ-118ページ「第2-2-40図 従業員規模別に見た、人事評価制度を設けていない理由」を見ていきます。
下図から、従業員規模別に、人事評価制度を設けていない理由について見ると、従業員規模が小さい企業では、「従業員が少なく、経営者が全従業員の状況を把握しているため」の割合が高く、一方で、規模が大きい企業では、「制度を設けても運用が困難であるため」の割合が高いことが分かります。
この結果について白書は、自社単独で人事評価制度を導入・運用することが難しい場合は、支援機関やコンサルタントなども活用しながら、自社に適した人事評価制度を定着させていくことが有益である、とあります。
ちょっと脱線しますが、今、司馬遼太郎の「関ヶ原」を読んでいます。
家康のもとで加藤清正が出世したのは、もちろん、武功もありますが、秀吉の妻、ねね様のご推薦があったからとのこと。
秀吉は、いつもねね様から諸侯の評価を聞き、秀吉はそれに従っていたと。
これぞまさに制度なき人事評価と白書を読みながら戦国時代にタイムスリップしていました!!
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