おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-102ページ「第2-2-25図 業種別に見た、計画的なOJT研修の実施有無」を見ましたが、今日はⅡ-103ページ「第2-2-26図 売上高増加率の水準別に見た、OJT研修の効果を高めるために実施している取組」を見ていきます。
下図から、売上高増加率の水準別に、OJT研修の効果を高めるための取組について見ると、売上高増加率の水準に関わらず、「必要なスキルの明確化」や「目標や達成基準などを記入した育成計画の作成」、「業務マニュアルの作成」が上位となっていることが分かります。
この結果について白書は、「必要なスキルの明確化」や「担当業務の明確化」は、売上高増加率の水準による差異が大きく、企業の成長に向けてはOJT研修と合わせてこれらの取組を実施することが重要と示唆される、とあります。
急成長している企業は、どのような人材が自社に不足しているのかが明確に分かるので、こういう結果になるのでしょう。
離職率が高いと言われるこの時代に、企業が戦力を整えるには、OJTが軸になるということです。
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