おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2022年版「中小企業白書」 「第3章 共通基盤としての取引適正化とデジタル化、経営力再構築伴走支援」 Ⅱ-364ページ「コラム 2-3-5②図 ファクトリーサイエンティスト育成講座」を見ました。
今日は、Ⅱ-367ページ「第2-3-76図 過去5年間での社外の相談相手からの助言の有無別に見た、マクロ環境に関する情報収集・分析状況」を見ます。
下図から過去5年間での社外の相談相手からの助言の有無別に、マクロ環境に関わる情報収集・分析状況について見ると、社外の支援機関などから助言を受けたことがある企業の方が、いずれの項目においても情報収集・分析を行っていると回答した割合が高いことが分かります。
ここから「第3節 経営力再構築伴走支援などの中小企業に対する支援の在り方」に入ります。
中小企業、小規模事業者が昨今置かれている状況は、大企業によるサプライチェーンの見直し、事業環境に影響を与えるような様々な制度改正、世界的な脱炭素・カーボンニュートラルやデジタル・トランスフォーメーション(DX)への動き、急速に進む人口減少、自然災害の頻発や新型コロナウイルスの感染拡大など、経営環境が激変する中で、厳しい状況にある。
こうした経営環境が変化し、先を見通すことが困難な時代においては、しっかりと経営課題を見極め、進むべき道を描いていくことが必要であり、第三者である中小企業支援機関や支援者が経営者に寄り添ってこの難しい課題に取り組むことが求められている。
中小企業、小規模事業者に寄り添って支援を行うことは、中小企業、小規模事業者の潜在力の発揮、政策の有効活用、ひいては日本経済の成長、発展にとって重要であり、これを担う中小企業支援機関、支援者は、大きな社会的役割を担っているといえる、とあります。
お客様から、あれだけのヒアリングで、よくこれだけ分かりますねと言われることがあります。
それには理由があって、コンサルティングするお客様へ訪問する際に、わたしがいつも確認するようにしていることの一つが、事業者を取り巻く経営環境を調査しているからです。
具体的には、図書館に行って、「業種別審査事典」を紐解き、お客様が直面している経営環境について目を通しておきます。
こうすることで、お客様は素人ではない、勉強してきたと判断してくれるし、わたしもマクロ環境を飛ばして経営戦略という本題に、早期に踏み込めるので、ヒアリングが短時間で済むメリットがあります。
多忙な経営者の邪魔をしないことも、支援者に求められるテクニックではないでしょうか!!
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