おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2022年版「中小企業白書」 「第3章 共通基盤としての取引適正化とデジタル化、経営力再構築伴走支援」 Ⅱ-320ページ「第2-3-47図 デジタル化の取組状況別に見た、デジタル化による取組効果」を見ました。
今日は、Ⅱ-320ページ「第2-3-48図 デジタル化の取組状況別に見た、デジタル化による副次的な効果」を見ます。
下図から、段階2~4の企業において、デジタル化による副次的な効果を見ると、「働き方改革に貢献した」の割合が最も高く、次いで「取引先との関係・連携の強化につながった」、「組織風土の改革につながった」が高くなっていることが分かります。
この結果について白書は、第2-3-47図と同様、取組段階が高い程、個々の副次的な効果も実感する割合が高いことが分かる。
DX推進指標は、IT投資において適切なKPIを設定することやIT投資を評価する仕組みづくりの重要性を指摘している。
その中で、一般にIT投資は経費の前年度比較などで評価されることが多いが、DXの本質とは「価値の創出」にあり、自社の経営がデジタル化によってどのように変化したかを把握することが重要としている。
IT投資は売上高や利益などの定量的な指標と直接紐づけられないケースやIT投資による効果が出るまでに時間を要するケースも多く、定量的なリターンやその確度を求めすぎて挑戦を阻害しないよう留意する必要がある。
自社がIT投資により実現したい価値を明確化し、得られた効果を適切に把握していくことで、自社の事業活動に即したデジタル化の実現につながるのではないだろうか、とあります。
今日の「DXの本質とは「価値の創出」にあり、自社の経営がデジタル化によってどのように変化したかを把握することが重要」。
この示唆になるほど、なるほどと、思わずうなずいてしまいました。
われわれはどうしても短期的に数字という成果を追い求めてしまいがちですが、木を育てるのと同じで一定の時間がかかる。
動きの鈍さにイライラしちゃダメってことですね!!
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