おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は2022年版「中小企業白書」 第2部「 新たな時代へ向けた自己変革力」 昨日はⅡ-285ページ「第2-3-17図 時点別に見た、事業方針におけるデジタル化の優先順位(従業員規模別)」を見ましたが、今日はⅡ-286ページ「第2-3-18図 今後のデジタル化の優先順位別に見た、感染症流行前後の各指標の変化と水準」を見ます。
下図から、今後のデジタル化の優先順位別に、感染症流行前後の労働生産性の変化を見ると、優先順位が高い企業は、感染症による影響が
比較的小さかった傾向にあり、この結果について白書は、感染症の影響をある程度抑えられたことで、感染症収束後を見据えて、デジタル化に今後前向きに取り組んでいく意識も高くなっている可能性が考えられる。
他方で、手元流動性の水準を見ると、優先順位が低い企業の水準が高い傾向にある。また、自己資本比率の水準を見ると、優先順位の高低で明瞭な差が見られないことも確認される。
このことから、優先順位が低い企業においては、必ずしも財務面の不安がデジタル化の優先度を検討する際の障壁となっているわけではないことが示唆される、とあります。
優先度と財務に有意な関係は見られないということですね。
ところで、脚注にそれぞれの指標の算出式が表示されています。
・労働生産性=(営業利益十人件費十減価償却費十賃借料十租税公課)÷従業員数
・手元流動性=(現金及び預金十有価証券)÷売上高×12
同じ指標であれば、同じ算出式になるはずと考えてしまいがちですが、例えば、ものづくり補助金では、
・労働生産性=(営業利益十人件費十減価償却費)÷従業員数
になっていると思います。
事業や実施期間によって、それぞれの見解が異なるので、ここは注意が必要ですね!
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