おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力（ながおかつとむ）です。
昨日は2022年版「中小企業白書」 第２部「 新たな時代へ向けた自己変革力」 Ⅱ-212ページ「第2-2-125図 経営者の強みとする知識・スキル別に見た、利益の主な使い道」を見ましたが、今日はⅡ-213ページ「第2-2-126図 経営者の強みとする知識・スキル別に見た、従業員の仕事に対する意欲」を見ます。
下図から、経営者の強みとする知識・スキル別に、従業員の仕事に対する意欲について見ると、「傾聴し、人を導く力を強みとする経営者」や「理論的に考えて本質を見抜き、適切に表現する力を強みとする経営者」の経営する企業では、従業員の仕事に対する意欲について、「とても意欲的である」割合が高いことが分かります。
この結果について白書は、従業員の仕事に対する意欲を引き出すためには、経営者がこうした知識・スキルを身につけることも有益であろう、とあります。
経営者が話をしっかり聞いてくれて、それに対して、適切なアドバイスをしてくれる。話の内容は仕事に対する相談に限らず、さまざまなことなのだと思いますが、これらをしっかり拾い上げてくれる上司がいる会社は理想的ですね。
わたしは独立する前に、中小企業支援機関に勤務していたことがあるので、多くの先輩経営コンサルタントの仕事の仕方を見ることができました。
皆さん、とても優秀で尊敬していたのですが、当時、一つ感じたことがあります。
それは、有資格のコンサルは、人の話をしっかり聞いてくれますが、そうでない方は、自分の話ばかりすること。
特に、マーケティングが専門のコンサルは、自慢話ばかりで、辟易としたことを思い出します。
人の話をしっかり聞く！大事な向き合い方ですね～！！
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