おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は2022年版「中小企業白書」 第2部「 新たな時代へ向けた自己変革力」 Ⅱ-207ページ「第2-2-122図 経営に関する学習をしない理由」を見ましたが、今日はⅡ-210ページ「第2-2-123図 因子分析の結果4」を見ます。
下図について白書は、経営者に必要と仮定した35の資質について、因子分析を実施した上で、共通性が認められる資質ごとに分類し、類型化したものである。
本分析から六つの知識・スキルが得られた。一つ目は、「臨機応変に対応し、意思決定する力」である。二つ目は、「傾聴し、人を導く力」である。三つ目は、「理論的に考えて本質を見抜き、適切に表現する力」である。四つ目は、「計数管理・計画能力」である。五つ目は、「問題意識を持ち、自己変革する力」である。六つ目は、「業界に精通する力」である、とあります。
まず、この35の資質を脚注から確認すると、「中小企業の経営力及び組織に関する調査」を実施した(株)帝国データバンクにおいて、Katz(1955)の提唱する3スキルなどを参考に設定したものである、とあります。
次に、この調査を実施する背景を見ると、中小企業経営者は、経営・マネジメント業務と現場業務を両立させつつ、経営者としてのキャリアを重ね、経営経験や経営に関する学習を積み重ねることで経営力を高め、企業を成長させている。
一方で、一般的に経営者が身につけるべき知識・スキルは一従業員が
身につけるべき知識・スキルとは異なると想定されるが、経営者の状況や企業が置かれている環境などにより、経営者に求められる知識・スキルは多様であるため、必要な知識・スキルを体系的に整理した研究は少ない、とあります。
これを踏まえて、さきの6つの知識・スキルが提唱されている訳です。とりあえず、読み進んでいきましょう!!
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