おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は2022年版「中小企業白書」 第2部「 新たな時代へ向けた自己変革力」 Ⅱ-167ページ「第2-2-80図 活用している外部環境の情報収集手段」を見ましたが、今日はⅡ-168ページ「第2-2-81図 内部環境の情報収集・分析状況」を見ます。
下図から、内部環境に係る五つの項目について、情報収集・分析状況を見ると、財務や組織の分析を行い、経営戦略に反映している企業の割合がそれぞれ39.3%、33.6%となっており、他の項目と比較して高くなっていることが分かります。
他方、バリューチェーンについては情報収集・分析を行っていないと回答した企業の割合が25.3%であり、自社がバリューチェーン上で担っている機能を十分に把握できてない企業が一定数存在することが分かります。
白書は、「財務分析」に加えて、自社の組織体制や、社内の人材のスキルなどを把握する「組織分析」、自社の事業の商流を理解し、強み・弱みを把握する「バリューチェーン分析」、経営管理の状況を把握する「マネジメント分析」、自社の扱う製品・商品・サービスごとの特徴を把握する「製品分析」の五つの観点を取り入れています。
この5項目は、ローカルベンチマークを根拠にしているとあります。事業再構築補助金の公募要項にはローカルベンチマークで検討することが求められています。
ロカベンと略すことで、親しみやすさを出そうとしていますが、すべての項目を入力するのは、正直、かなりしんどい作業です。
読み飛ばした方も多いかもしれませんが、こういう細かさを審査員は読み解くので、対応すると共に、自社の弱みをあぶりだしましょう!!
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