おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は2022年版「中小企業白書」 第2部「 新たな時代へ向けた自己変革力」 Ⅱ-152ページ「第2-2-70図 経営理念・ビジョンを見直した経験別に見た、経営戦略との整合性」を見ましたが、今日はⅡ-154ページ「第2-2-71図 経営理念・ビジョンに対する従業員の受け止め方や反応」を見ます。
下図から、経営理念・ビジョンに対する従業員の受け止め方や反応を見ると、経営理念・ビジョンについて従業員が理解している企業は8割以上と確認されます。
前目では明文化した経営理念・ビジョンを脈々と継承できている企業や社内外の変化を機に経営理念・ビジョンを策定した企業の存在を指摘したが、これらの企業は優れた経営理念・ビジョンの第1条件である「明確さ」をある程度満たしていると考えられる。
他方で、従業員の自律的な行動にまで結びついている企業は5割を下回っており、第2条件である「共有」すなわち組織における浸透を課題とする企業は少なくないと推察される、とあります。
私は三洋電機の経営理念を今でも口ずさむことができます。これは当時、毎週月曜日の朝礼が、経営理念の唱和から始まったためです。要するに、経営理念に限らず、ヒトに何かを理解してもらうには、繰り返すこと。これしかないです。
余談ですが、今回の白書の文中に「前目では」という言葉があります。私の電子辞書に、マエメ?ゼンモク?という言葉は見当たりません。今、事業再構築の〆切間際ですので、作文されている方も多いと思いますが、当用漢字等の不慣れな言葉は審査員の思考が停止してしまうので、避けた方が良いですよ!!
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