おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は2022年版「中小企業白書」 第2部「 新たな時代へ向けた自己変革力」 Ⅱ-146ページ「第2-2-62図 ステークホルダーに関する経営理念・ビジョンを掲げる企業」を見ましたが、今日はⅡ-146ページ「第2-2-63図 顧客・社員・取引先に関する経営理念・ビジョンと社会への貢献を掲げる企業」を見ます。
下図から社員・顧客・取引先に関する経営理念・ビジョンと社会への貢献を掲げる企業との関係を見ると、社員や顧客・取引先に関する経営理念・ビジョンを掲げる企業は、6割以上が社会への貢献も経営理念・ビジョンに含んでいることが分かります。
この結果について白書は、社会的な貢献も念頭に置いた経営理念・ビジョンを打ち出すことで、社会における自社の存在意義も追求していることが見て取れる。
ステークホルダーへの貢献・信頼獲得を重視したパーパス経営が世界的に注目されている中で、今回の調査結果を鑑みると、我が国の中小企業は、企業を取り巻く利害関係者(顧客・社員・取引先・社会)との結びつきを意識してきた企業が一定数存在することが確認される、とあります。
これまで企業理念といえば、ステークホルダー向けであったものが、地球環境問題やSDGSの浸透で、社会への貢献になり、さらに、突き詰めると第2-2-59図で見た「社員への幸福」になっていったということなのでしょうね。このように経営の在り方は固定的なものでなく、時代と共に変化し成長し続けているのでしょうね~笑!!
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