おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は2022年版「中小企業白書」 第2部「 新たな時代へ向けた自己変革力」 Ⅱ-145ページ「第2-2-61図 経営理念・ビジョンの具体的な内容(自由回答)」を見ましたが、今日はⅡ-146ページ「第2-2-62図 ステークホルダーに関する経営理念・ビジョンを掲げる企業」を見ます。
下図からステークホルダーに関する経営理念・ビジョンを掲げる企業について見ると、8割以上の企業は、複数の利害関係者を意識した経営理念・ビジョンとなっていることが分かります。
この結果について白書は、近江商人の「三方よしの精神」に代表されるように、特定の利害関係者ではなく、企業を取り巻く複数のステークホルダーとの共生を追求した経営理念・ビジョンを掲げる企業が少なくないことが見て取れる、とあります。
ステークホルダーとは、企業が経営をするうえで、直接的または間接的に影響を受ける利害関係者のことです。よって、経営理念とは、ステークホルダーに対する宣言という役割りを担っていると思っていたので、この割合の高さに違和感を感じません。むしろ、それでも8割どまりというところに、経営理念の役割が「三方よし」に変化していることを感じます。参考までに、ステーク(stake)とは「掛け金」のことですって~笑!!
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