おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は2022年版「中小企業白書」 第2部「 新たな時代へ向けた自己変革力」 Ⅱ-121ページ「第2-2-43図 従業員規模別に見た、直近5年間の賞与・一時金の支給状況」を見ましたが、今日はⅡ-122ページ「第2-2-44図 賃上げ実施及び賞与・一時金の支給状況別、売上高増加率の水準」を見ます。
下図から、直近5年間の賃上げ実施及び賞与・一時金の支給状況別に、売上高増加率の水準について見ると、賃上げを実施している企業や賞与・一時金の支給を実施している企業の方が、売上高増加率が高いことが分かります。
この結果について白書は、どちらが起点となるかという論点はあるものの、賃上げや賞与・一時金の支給を実施し、従業員のモチベーションを高め、企業が成長し、更に賃上げや賞与・一時金の支給を実施するという好循環を作り出すことが重要である、とあります。
業績が上がったからボーナスを奮発する。よく見られることですが、これって支払う側と貰う側では、その効果や効き目に差があり過ぎると感じませんか。というのも、経営者は清水から飛び降りたと恩着せがましくしますが、貰う方はそれを当然と思う、いや、もしかすると、その額に満足していないかもしれない。白書が言うようにボーナスは好循環をもたらす一因であることは否定しませんが、常に、右肩上がりとは行かないので、他の要因で動機付けさせることを考えた方が良いと思います~!!
#中小企業診断士 #地域活性化伝道師 #2022年版中小企業白書 #中小企業白書を読む
応援クリックお願いします!