おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は2022年版「中小企業白書」 第2部「 新たな時代へ向けた自己変革力」 Ⅱ-72ページ「第2-2-3図 取引先属性別に見た、ブランドの構築・維持のための取組の有無」を見ましたが、今日はⅡ-73ページ「第2-2-4図 ブランドの構築・維持のための取組の有無別に見た、売上総利益率の水準(2021年)」を見ます。
下第2-2-4図から、ブランドの構築・維持のための取組の実施有無別に、売上総利益率の水準を見ると、取組を行っている企業の方が、取組を行っていない企業と比較して売上総利益率の水準がやや高いことが分かります。
また、第2-2-5図から、ブランドの構築・維持のための取組の有無別に取引価格への寄与を見ると、取組を行っている企業の方が、取組を行っていない企業と比較して、ブランドが取引価格の維持・引上げに寄与している企業の割合が高くなっていることが分かります。
この結果について白書は、売上総利益率を引き上げる要因としては、コストの削減などもあるため、今回の調査からは一概にはいえないものの、ブランドの構築・維持に取り組むことにより、差別化が図られ、取引価格の維持・引上げが可能となり、売上総利益率の向上など企業業績へのプラスの影響が生まれている可能性が考えられる、とあります。
風が吹けば桶屋が儲かる的に説明すると、ブランド力がつくことと、指名買いが期待され、そのために非価格競争が可能になるので、期待する収益が得られ、結果として、売上総利益は高くなる・・・。読み進んでいきましょう!!
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