おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は2020年版「中小企業白書」のⅡ-251ページ「第 2-3-46 図 優位性の有無別に見た、発注側事業者に対する協議の申入状況(受注側事業者)」を読みましたが、今日はⅡ-253ページ「第 2-3-48 図 価格転嫁の成否別に見た、優位性を有する企業割合の比較(製造業)(受注側事業者)」を見ます。
下図から「製造業」における価格転嫁の成否別に見た、優位性を有する企業割合の比較を見ると「品質」、「供給力」については、「概ね転嫁できた企業」と「転嫁できなかった企業」の割合の差は、相対的に小さいことが分かります。
この結果について白書は、一般に、「製造業」の競争力で重視される点として「QCD(品質、コスト、供給力)」が挙げられるが、これらは既に前提条件となっている可能性が示唆される。
これに対して、転嫁できた企業とできなかった企業の差が最も大きいのは「提案力・企画力(15.2%)」であり、「製品の機能・サービスの独自性(11.1%)」、「アフターサービス(10.6%)」と続く。
独自の技術を磨くとともに、取引先に対して積極的に企画・提案を行っていくことが、価格転嫁を実現する上で重要であると示唆される、とあります。
たしかに提案力に独自性が加わると無敵ですよね~!!
#中小企業診断士 #地域活性化伝道師 #中小企業白書 #付加価値の獲得
応援クリックお願いします!