おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は2020年版「中小企業白書」のⅡ-234ページ「第 2-3-32 図 今後 3 年間の仕入先・外注先数の見通しと直近 10 年間の売上高の増加率(平均値)」を読みましたが、今日はⅡ-239ページ「 第 2-3-33 図 企業規模別に見た、価格転嫁力指標の推移(製造業)」を見ます。
下図から製造業における価格転嫁力指標上昇率の規模間格差について、長期的な推移を見ると、バブル崩壊後から中小企業と大企業の価格転嫁力の格差が拡大していき、2008年のリーマンショック時にその格差はピークとなっている。その後、緩やかに両者の格差は改善傾向にあるものの、一貫して中小企業の価格転嫁力は大企業を下回る傾向は現在も続いていることが分かります。
なお、価格転嫁力指標とは、販売価格の上昇率と仕入価格の上昇率の違いから、仕入価格の上昇分をどの程度販売価格に転嫁できているか(=価格転嫁力)を数値化したものであるとのことです。
価格転嫁ができるのは、本当に強い商品・サービスを持っていることの証左といえます。問題は価格転嫁ができない中小企業はどうすべべきなのか、これを学びたいと思います!!
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