おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は2020年版「中小企業白書」のⅡ-230ページ「第 2-3-26 図 販売先数と取引依存度別に見た、直近 10 年間の売上高の増加率(平均値)(受注側事業者)」を読みましたが、今日はⅡ-231ページ「第 2-3-27 図 直近 10 年間の販売先数と取引依存度の変化別に見た、企業数の分布と売上高の増加率」を見ます。
下図から直近10年間の販売先数や取引依存度の変化と、直近10年間の売上高の増加率を見ると、販売先数、取引依存度共に「横ばい」と回答した企業が最も多いことが分かります。
これに対して、販売先数と取引依存度の変化別に、売上高の増加率(平均値)を見ると、販売先数が増加した企業で売上高の増加率が高いことが分かります。
この結果について白書は、販売先数と取引依存度の変化との関係を見ると、取引依存度よりも販売先数が変化することの方が、売上高の増加率に与える影響が強いことが見て取れ、売上高を増やしていくためには販売先を拡大していくことがより重要であるといえる、とあります。
売上高を増やしていくためには販売先を拡大していくことがより重要である。つまり、現状の取引先に対するシェアの拡大には限界があるので、強みを活かして新たな取引先を拡大せよということでしょう。当たり前のようですが、再認識させられますね!!
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