おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は2020年版「中小企業白書」のⅡ-220ページ「第 2-3-17 図 取引類型別に見た、設備投資実施企業、研究開発投資実施企業、知的財産所有企業の割合の比較」を読みましたが、今日はⅡ-221ページ「第 2-3-18 図 「高生産性企業」と「その他の企業」における、取引類型別の構成比(2017 年度)」を見ます。
下図から特に労働生産性の高い企業に着目した取引類型別の分析を見ると、「高生産性企業」では、「委託事業者」、「下請事業者①」に分類される企業の割合が相対的に高く、業種別に見ると、「製造業」において、「高生産性企業」では「委託事業者」が「下請事業者①」の構成割合を上回っているが、「情報通信業」では「下請事業者①」が「委託事業者」の構成割合を上回っていることが分かります。
このグラフと説明を見ると、一見、下請けが儲かるという理解をしてしまいそうですが、あくまでもこの条件は、「各業種の労働生産性の上位30%の企業群を「高生産性企業」、それ以外の企業群を「その他の企業」と分類して分析を行っているので、下請けが儲かるという意味ではありませんよ~!!
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