おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は2020年版「中小企業白書」のⅡ-209ページ「第 2-3-8 図 階層別に見た、頂点企業の取引企業の取引高推定値の波及効果が高い上位 5 業種(2018 年)」を読みましたが、今日はⅡ-212ページ「第 2-3-9 図 下請事業者の定義」を見ます。
下図について白書は、下請事業者は、下請代金支払遅延等防止法(以
下、「下請法」という。)、下請中小企業振興法(以下、「下請振興法」という。)でそれぞれ第2-3-9 図のように定められている、とあります。
ここから第2節「中小企業と下請け構造」に入ります。この節の序文として白書は、大手企業を頂点とした重層的な取引構造は「系列取引(構造)」と呼ばれ、このような取引の階層構造の中で、中小企業はしばしば「下請事業者13」として位置づけられ、相対的に立場の弱い
存在として認識されることがある。
一方で、1990年代以降、グローバル化やICT化の進展により、長期安定的な取引関係から、多数の取引先との多面的な取引関係への移行も指摘されており、このような変化に対応することで、高いパフォーマンスを発揮している中小企業も多数存在していると考えられる、とあります。
「下請け=弱者」ではない中小企業を見ていくということですね。これは楽しみですね!!
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