おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力（ながおかつとむ）です。
昨日は2020年版「中小企業白書」のⅡ-205ページ「第 2-3-4 図 自動車産業のエコシステム内の構成業種（上位 10 業種）」を読みましたが、今日はⅡ-206ページ「第 2-3-5 図 自動車産業のエコシステムにおける構成企業数の中小企業割合」を見ます。
下図から自動車産業のエコシステムにおける構成企業数を階層別に見ると、階層ごとの企業数の増減は一様でなく、特にTier2、Tier3で大きく減少していますが、Tier5以下の企業数は増加していることが分かります。
この結果について白書は、2012年から2018年にかけて、頂点企業の売上高が増加し、Tier上位の企業数が減少した結果、頂点企業の影響力が及ぶ範囲は下位のTierにまで広がっていることが分かる。
併せて階層ごとの構成企業に占める中小企業の割合を確認すると、Tier1における中小企業割合は約8割と最も低いが、Tier2以下では95％以上が中小企業であり、2012年と2018年で大きな変化はない、とあります。
自動車産業はTier1の数は変わらないのに、その下は大きく変動している。その中にあって中小企業の割合が高いということは、自動車産業が日本の中小企業に与える影響の大きさを感じますね～！！
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