おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は2020年版「中小企業白書」のⅡ-121ページ「第 2-1-101 図 外部連携の連携先選択の基準と労働生産性の変化(非製造業)」を読みましたが、今日はⅡ-126ページ「第 2-1-102 図 オープンイノベーションの取組状況(2013 年以降)」を見ます。
下図から三つのオープンイノベーションのタイプ別に、取組状況を見ると、「アウトサイドイン型」に取り組む企業の割合は製造業、非製造業でそれぞれ19.0%、16.1%存在する一方で、「インサイドアウト型」は12.0%、8.4%、「多対多の連携型」は4.2%、4.5%にとどまることが分かります。
白書は、この図の序文として、製品・サービスの高度化・複雑化・モジュール化、製品・サービスのライフサイクルの短期化や新興国プレイヤーも含めた競争の激化から、これまでの自前主義でのイノベーションには限界が来ており、外部の技術やノウハウを活用し、新しい技術開発や新しい製品化・サービス化を実現するオープンイノベーションの重要性が指摘されている。
三つのタイプとは、外部技術を自社内に取り込み連携をする「アウトサイドイン型」、自社の技術・知識を社外に発信することで連携を促す「インサイドア
ウト型」、広く連携先を募り共同開発をしていく「多対多の連携型」のことで、「アウト」から「イン」そして「多対多」へと取組が広がっているとあります。
コロナ禍でオープンイノベーションの重要性が増しているように感じています。読み進んでいきましょう!!
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