おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2024年版「労働経済白書」の 157ページ「第2-(2)-9図 女性を取り巻く賃金等の状況」を読みましたが、今日は 158ページ「第2-(2)-10図 高齢者の就業率の国際比較」 を読みます。
下図について白書は、65歳以上の高齢者の就業率について、他のOECD諸国と比較すると、我が国は韓国・アイスランドに次いで高い水準にあり、国際的にみても高齢者の就業は進んでいることが確認できる37。
同図(2)により長期的な高齢者の就業率の推移をみると、1970年代~2000年代までは低下傾向だったが、高年齢者雇用安定法の改正による定年年齢の引上げ等もあり、2000年代後半で反転している。2023年には、60~64歳の就業率は70%を超え、65~69歳の就業率も50%超で、この半世紀で最高水準となった。70歳以上の就業率についても、2013年の13%から2023年には18%と、5%ポイント上昇している。
一位が韓国、2位がアイスランド、4位がニュージーランド。共通性が見出せないので、少し意外に感じる。韓国は日本と同じ儒教の国なので、高齢者を大事にするからなのだろうか。そもそも年金制度が脆弱なので、働きたくなくても働かざるを得ないのだろうか。日本では、年金だけしか収入がない高齢者が4割に及ぶという。働かなくても生活できることの証左なのだろうか。そもそも高齢者の就業率が高いことは喜ばしいことなのだろうか。最下位のベルギーやスペインの方が、豊かな老後を送っているような気がするのは、わたしだけではないだろう!
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