おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-250ページ「第2-2-159図 成長投資への資金を借入れで調達したことへの考え(売上規模別)」を見ましたが、今日はⅡ-251ページ「第2-2-160図 今後の増資による資金調達の活用意向(売上規模別)」を見ていきます。
下図から、資金調達の手法として、今後増資を検討したいと考えるかを見ると、全体では、「積極的に活用したい」、「機会があれば活用を検討したい」と回答した企業の割合が合わせて37%となっており、売上規模別で見ると、売上規模の小さい企業では少し割合は下がるものの、エクイティ・ファイナンスの活用に関心がある企業が一定程度存在することが分かります。
増資を受けたい企業が、売上高10億円未満でも、これほど高いというのは驚きです。おカネを出して貰うということは、物言う株主を招き入れるということなので、相当の覚悟が必要です。
そういえば、6年前に、クラウドファンディングで、出資した企業が3者あります。そのうち2者は、まもなく出資の倍で買い取ってくれたのですが、残る1者はまったくの大ハズレ。
この会社のことは、HPに記載されている内容をもとに、吟味して選択したのですが、目標への進捗度も低い上、株主への連絡もおろそか。
こういうこともあるので、出資・増資は慎重にしましょう!
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